宝塚歌劇団の25歳宙組団員が9月に転落死した問題で、遺族側代理人らは7日、都内で会見し、上級生によるパワハラの証拠として、団員が生前、親族に送信したLINE(ライン)メッセージを公表した。

遺族側は、外部弁護士調査チームによる報告で、パワハラを「確認できなかった」とした劇団に対し、証拠を含む意見書を5日付で送付したことも明かした。

これを受けて、劇団側は「昨日(6日)意見書は受け取りました」としたが、詳細については「確認中」とし、現段階でのコメントは「差し控えたい」とした。

団員の死亡をめぐっては、遺族側は11月10日に会見し、死亡の背景には過重労働に加えて、背景にいじめやパワハラがあったと主張。劇団側は同14日に、外部の弁護士による調査結果を公表し、過重労働については認めて謝罪したものの、パワハラなどは「確認できなかった」とした。

同22日には西宮労基署が劇団へ立ち入り調査を行い、その後、劇団では21年にも、演出助手の休日労働などに関し是正勧告を受けていたことも判明。同24日には、遺族側と劇団側が面談し、遺族側は、パワハラを否定する劇団に対し、あらためて謝罪と補償を要求。「パワハラが否定されたままで、本件につき合意解決することはありえない」とし、その面談の席上で、証拠を劇団へ送付する旨を伝えていた。