俳優田中稔彦(40)が初監督・脚本を務めた長編映画「莉の対」が第53回ロッテルダム国際映画祭のメインコンペティション部門である「タイガーコンペティション部門」に入選したことが21日、明らかになった。

今作は、これまで映画製作経験が全くなかった、監督の田中と監督補の池田彰夫の2人が、豪雪の雪山で撮影をするところからスタート。その後、2人の声かけによって集った畑違いのアマチュアスタッフだけで全編を撮影したという。

リアルな春夏秋冬をカメラに収めるため撮影期間は約1年にわたり、北海道・東川町や占冠村をはじめとした数多くのロケ地の協力も得ながら、1月に無事にクランクアップ。雪山でのホワイトアウトや、気象条件が厳しいロケ地での撮影も多々クリアし、少人数で作ったとは思えないほど豊かな自然の美しさと対比されるように、人間模様が描かれる。

24年1月のロッテルダム国際映画祭でのワールドプレミア上映を皮切りに、国内での上映も24年春に決定。同作品には、鈴木タカラ、大山真絵子、森山祥伍、池田彰夫、勝又啓太、田野真悠、菅野はな、内田竜次、築山万有美が出演している。