お笑いコンビ・ブッチャーブラザーズのリッキーことサンミュージックの岡博之社長(65)が11日、都内で著書「サンミュージックなお笑いの夜明けだったよ! 付き人から社長になった男の物語」(晶文社)刊行記念トークイベントを開いた。

昨年11月6日付で副社長から社長に昇格した岡社長は、東京に芸人主導のライブを立ち上げた“東京お笑い界の父”と呼ばれており、一番弟子のダンディ坂野(56)とカンニング竹山(52)が駆けつけた。

トークイベントの中で、ダウンタウン松本人志(60)の一連の問題など、吉本興業の印象を問われた。また、東京芸人の意地を見せる時では? とも問われると、複数のプロダクションが集まった新しいお笑いライブの創設を訴えた。

トークイベントの後、岡社長は観客の質問に答えた。その1問目から「今、ダウンタウンの話もあるので、吉本興業や大崎さんを、どう思う? ちょっと嫌なイメージかなと思う」と、ダウンタウン松本人志(60)の一連の問題と、吉本興業元会長の大崎洋氏(70)の印象を問う質問が飛んだ。岡社長は「吉本さんは古い仲なので、芸人も仲良し。かなりよく知っている。大崎さんも『紳助・竜介』のマネジャーの頃…向こうも僕も20代の頃から知っている。聞こえてくるような感じのイメージではない」と答えた。

その上で「それ以上、しゃべらさんといて」と苦笑した。そんな岡社長を、集まった芸能メディアが注視し、すかさずカメラを向けると、竹山は「お客さんが『吉本興業』と言った瞬間、スチールカメラがグッと近づいた。聞きたいですよね?」とツッコんだ。

続いて、記者から「吉本興業の話が出たが“東京お笑い界の父”として、東京お笑いの勝負のタイミングではないか? 何か施策はあるのか?」と質問が出た。岡社長は「今、各社で賞レースに勝つことになっていますよね。芸人の名前が、それで上がるのは大事」と、テレビ各局が放送するお笑いの賞レースに一定の意義があると語った。また、ナイツ塙宣之が一般社団法人漫才協会の7代目会長に就任したことを踏まえ「例えば、塙君が漫才協会の会長になったりで、全員が出る寄席もある。各プロダクションが集まった、新しい寄席、ライブぶちあげたらいいのかなと」と力を込めた。

さらに、岡社長は「お笑い、芸人は、1人ではできない仕事。見ていただく方、後ろからフォローしてくれる作ってくださる方…各会社の売上が上がるとかじゃなく、ちゃんとした芸を作るためには、1社じゃなくみんなで集まろうと。自社ライブではない、新しいライブを作れれば良い」と訴えた。吉本興業とも一緒にやるのか? と聞かれると「人を笑わせるのは、闘いじゃない。芸人の切磋琢磨(せっさたくま)はある…そこの部分じゃなく、1つの文化として、ちゃんと作って」と力説した上で「文化庁から、でかい金をおろしてもらう」と言い、笑った。