作家、僧侶の家田荘子氏が10日、自身のYouTubeチャンネルを更新。ダウンタウン松本人志(60)に関する報道について、私見を述べた。

松本をめぐっては昨年12月27日発売の「週刊文春」が15年の一般女性への性的行為強要疑惑を報じたが、所属する吉本興業は同日、報道を否定。先月8日、松本は活動休止を発表し、同22日には、同誌を発行する文芸春秋らを、名誉毀損に基づく損害賠償などを求め提訴したことを発表した。

松本の代理人弁護士は「記事に記載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、およそ『性加害』に該当するような事実はない」などとコメントしている。

家田氏はYouTubeでまず、自身が松本と文春の両サイドに対し恩義がある関係であることを説明。その上で、この件に言及し「私は、これが起こること以前に、(報じられている飲み会などの現場に女性は)”行かなきゃいいのに”と思いました。女性が行かなければ、何も起こらなかった。拉致されて無理やられちゃったとか、無理矢理部屋に連れて行かれたとかそういうことじゃなくて、ご自分の意思で行かれたことなので、”行かない”という選択もできたし、そこから帰るということも、ご自分の意思でできたんじゃないかなと思いました」などと述べた。

そして「私なんかでもみなさんが飲んでるところで、写真を写す時に肩をこうやって(抱きかかえるように)やられたら”ちょっとやめてください”って言うんですけども、若いかたはそういうことを言いにくいと思うんですよね。言いにくいから、そういうところに行かないほうがいいんですよね。言えないんだったら。やっぱり、危ない可能性のあるところに行かないことと、嫌だと思ったら逃げること去ること、そういうことが大切と思うんです。ただ、女性はどうしても優しいところがあるので、そのまま流れに流されちゃうような人もいらっしゃると思うんですよ。そういう人は最初から”行かない”ということが、自分を守るということが大切だと思うんですね」と続けた。

その上で「ただ”行かなきゃ良かったのに”と私言いましたけど、もし行っちゃった場合の立場で考えた時に、ちょっと、(女性を)呼んだ男性側も配慮が足りなかったんじゃないかなと思うんですね。楽しい時間を過ごしたならば、使い捨てみたいな感じに女性をとらえるんじゃなくて、翌日とか翌々日とかに”楽しかったよ”とか、何か思いやるメールとか電話とかを1つやってくださっていれば、その女性たちも心残りをずっと引きずることはなかったんじゃないかなと思うんですね」との見方も示した。

続けて「芸能人でトップの人にもしも気に入られたなら何かお仕事いただけるんじゃないか…そういう気持ちももしかしたらあったかもしれません。だから断れなかったというのもあったかもしれません。でもそれでお仕事って貰えないんですよ。実力のある人は断っても断ってもいつか仕事がきて花が開きます。だから断っていいんです」と話した。

そして「というわけで松本さんが再び私たちを笑わせてくださるかどうか、これがとっても気になっておりまして…今回も勝手に占わせていただいちゃいました」と述べ、松本に関する占いを行った。

YouTubeチャンネルのプロフィールによると、家田氏は女優、会社員など10以上の職歴を経て作家に。07年高野山大学にて伝法灌頂(でんぽうかんじょう)を受け僧侶になった。著作は「別れる勇気 男と女のいい関係のカタチ」など137作品という。