ボクシング漫画「はじめの一歩」で知られる漫画家の森川ジョージ氏(58)が21日までにX(旧ツイッター)を更新。急死した漫画家芦原妃名子さんをめぐる問題についての発信で誹謗(ひぼう)中傷を受けていることを明かし、関係者やファンから心配の声があがっている。

森川氏は芦原さんが訴えていた原作改変問題などに関する投稿を続けている。森川氏の考えに反対する意見や批判なども寄せられているが、自らを“サンドバッグ”として批判を真っ向から受け、逐一コメントを返している。

20日のポストでは、新人漫画家たちに向けたメッセージの中で「今僕に賛同、異論、悪口で届いています。ありがたいことにそれはほとんど『原作者の権利を守れ』ということで一致しています。しかし僕がこないだ炎上した時は『権力者が強権を振りかざした』『ワガママ言うな』『メディア化したらもうお前だけのものじゃない』『死ねばいいのに』と言われました」と明かし、「何が正しいとかではなく厳しい業界だと伝えています。称賛も中傷も一人でうけることになります。権利のこと契約書のこと色々勉強して下さい。頼れる隣人を作って下さい。それが力になります。強くなって下さい」と呼びかけた。

誹謗中傷を受けながらも発信を続ける理由として「自分も加害者の一人だと思っているからです」と森川氏。「原作者さんの生前のポスト等を進行形で見ていました。大変悩んでいるなあと思いはしました。だけど何もしませんでした。事件に発展することなど頭になく、声をかけることすらせず。自分なら何かできたなどと思い上がってはいませんが、想像力の無さと行動力の無さをずっと悔やんでいます」と自責の念をつづり、「僕も加害者の一人です。どうぞ叩いて下さい」などとつづった。

こうした森川氏の投稿に、「マンガの神様」と呼ばれた手塚治虫さんの長女で手塚プロダクション取締役の手塚るみ子さんは自身のXで「森川先生の自戒の念が強すぎて心配です。タフではいらっしゃると思うけどご本人も知らないうちに疲労を抱えてないかと。クールに見えても今回のことで大変なショックを受け、それだけにこうまで動かずにいられないのだろう。執筆中の大事な作品だって抱えているのに。森川先生こそ少し心休めて頂きたい」と案じ、そのほかにもフォロワーからも心配する声が寄せられた。