お笑いコンビ、オズワルドの畠中悠(36)が、28日深夜放送のTBSラジオ「ほら!ここがオズワルドさんち!」(水曜深夜0時)に出演し、初期の腎臓がんを患ったことを公表した。昨年11月に空気階段の鈴木もぐらとともにPET検査を受診後、今年に入って行った泌尿器科のCTスキャンで発覚したという。3月7日まで活動を休止し、入院して手術を受けることも明かした。

腎臓がんとは、細胞の形や集まり方などにより何種類かの組織型に分類される。

最も多い組織型が「淡明細胞型腎細胞がん」で、腎細胞がんの約70~80%。その他の組織型には「多房のう胞性腎細胞がん」「乳頭状腎細胞がん」「嫌色素性腎細胞がん」「肉腫様がん」「集合管がん」などがある。

初期の腎臓がんでは、自覚症状がほとんどなく、進行とともにさまざまな症状が現れる。主な症状は、血尿、背中や腰の痛み、腹部のしこり(腹部腫瘤)、足のむくみ、食欲不振、体重の減少、吐き気、便秘、腹痛など。このうち、血尿、腹痛、腹部腫瘤が3大症状とされている。

10万人に10人程度の割合で発症するとされる。腎がんは成人のがんの約2~3%を占め、男性が腎がんになる割合は女性の約2倍。腎がん発症の危険因子として、肥満、高血圧、タバコ(喫煙歴)などが挙げられる。

畠中も受けたPET検査とは、Positron Emission Tomography(陽電子放射断層撮影装置)の略。ブドウ糖に放射能を出すアイソトープをくっつけたFDGを注射し、それを特殊なカメラで撮影する方法。細胞は、ブドウ糖をエネルギー元として細胞の中に取り込んでおり、がん細胞は正常細胞よりも活動が活発なため、エネルギー源となるブドウ糖を正常細胞より多く取り込む。このFDGを注射すると、悪性腫瘍の部分に多く取り込まれるため、写真に濃く写ることになる。

PET-CTはこのPETとCTをほぼ同時に撮影することにより、小さながんも高精度で発見できる。小さながん、特に肺がん、頭頚部がん(咽頭がん、喉頭がん、甲状腺がんなど)は、PET-CTでの発見が有用。咽頭がん、喉頭がんなどは、他の方法では早期にがんを見つけることは困難で、乳がん、大腸がん、子宮がん、卵巣がん、膵臓がんも症状のない段階での発見が可能となる。