櫻坂46が3月2日、マリンメッセ福岡で全国アリーナツアーの初日公演を行い、6月15、16日に同ツアー追加公演を東京ドームで開催することを発表した。改名前の欅坂46時代を含めると3度目、櫻坂46としては2度目の東京ドームコンサートとなる。前回公演から人数編成も大幅に変わった。充実の2023年を経て一皮むけた櫻坂46の、勝負をかけた公演となりそうだ。

前回の東京ドーム公演を開催したのは22年11月。初代キャプテンの一期生、菅井友香(28)のラストステージだった。欅坂46時代の代表曲「不協和音」などをパフォーマンスしたことでも話題となった。

翌23年1月に三期生11人が加入した。菅井、土生瑞穂(26)、小林由依(24)ら、長らくグループを支えてきた一期生は卒業し残り3人に。一方で最多の13人が在籍する二期生は存在感を増し、揺るぎない基盤を形成している。2月発売の最新シングル「何歳(いくつ)の頃に戻りたいのか?」では表題曲選抜メンバーが初めて二期生(9人)と三期生(5人)だけになった。フォーメーション編成も移り変わっている。

同曲でセンターを務める山崎天(18)は二期生最年少。インタビューで同期の絆と感謝を語っていた。2年ぶり2回目のシングル表題曲センターに不安もあったというが、「大園(玲)が『頑張り過ぎてるの、気づいてる?』ってふとした時に言ってくれるんですよ」と明かし、「松田(里奈)とか(田村)保乃ちゃんとかも、毎日『本当に偉いよ~』って。面白おかしい雰囲気で言ってくれるのでありがたいです」と笑っていた。

20年に欅坂46から櫻坂46に改名して以降、全8作のシングルでセンターに立った5人は全て二期生だ。18年11月の加入から5年半となり、グループを支えてきた実績も十分と言っていいだろう。

前回の東京ドーム公演はツアーのファイナルでもあったが、卒業する功労者菅井のラストライブ、という色合いも強かった。センター経験もある二期生の守屋麗奈(24)は、昨年開催された櫻坂46の展覧会「新せ界」内のメンバーたちが将来実現したいビジョンをつづったコーナーで「いつか自分たちの本当の力で東京ドームに立ちたい」と記していた。

昨年はパリやマレーシアなどで初の海外公演を開催し、千葉・ZOZO(ゾゾ)マリンスタジアムでグループ初の野外スタジアム単独公演も成功させた。年末の「NHK紅白歌合戦」にも2年ぶりに返り咲き、勢いを感じさせる1年となっただけに、山崎は「熱を冷まさないように、どんどん熱力を上げて進んでいきたい」と誓っていた。

現状は卒業を発表しているメンバーもおらず、ある意味“フラット”に臨む櫻坂46にとって2度目の東京ドーム公演となりそうだ。既にグループに欠かせない存在となっている粒ぞろいの三期生たちが、初の大舞台でいかに躍動するのかも注目だ。3月後の勝負のステージを成功させ、さらなる飛躍への足掛かりにする。【横山慧】

 

※山崎天の崎は崎の大が立の下の横棒なし