乃木坂46が7日、東京・明治神宮野球場で「真夏の全国ツアー2025」千秋楽公演を開催した。2年ぶりの同球場4日間公演で計15万2000人を動員し、初開催から10回目を迎えた記念すべき“聖地”ライブで躍動した。
10回目となる“聖地”公演の集大成とあって、メンバーもファンの声にもより熱がこもった。賀喜遥香(24)が「神宮、全員声出す準備できてんのか! いくぞー!」と叫ぶと、地鳴りのような大歓声が響きわたった。
序盤から人気の夏曲で畳みかけた。遠藤さくら(23)は「ジコチューで行こう!」サビ直前に「楽しむぞー!」、川﨑桜(22)は「裸足でSummer」で「みんなが世界で一番大好きな人の名前、一番大きな声で叫んでください! ここにいるみんなのこと宇宙で一番幸せにするぞ!」と宣言。一ノ瀬美空(22)は「ガールズルール」で「神宮ラスト、騒ぎまくれー!」と大絶叫し、メンバーの思いに応えるように会場のボルテージも急上昇した。
キャプテンの梅澤美波(26)は「記念すべき10回目の神宮もあっという間に最終日。7月から回ってきたツアーのファイナルでもあるので、全国の皆さんからもらったパワーを胸に集大成を見せていきたい」と決意。今月4日からの同所ライブでは台風の影響も心配されたが、無事に全公演を完走。「4日間やってきたけど多分今日が一番暑い。ツアーファイナル、全部出し切っていきたいと思います!」と意気込んだ。
今回のツアーでは「全員がヒロイン」というテーマのもと、さまざまなメンバーがセンターを務めた。「Sing Out!」で賀喜は涙ぐみながら「ツアーを通してメンバーみんなのいいところが伝わっていたらいいなと思います。私たちだけじゃなくここにいる皆さんが主役です」と伝えた。
新旧織り交ぜた豪華演出でも盛りあげた。中盤にはこれまでの神宮ライブを振り返る映像がスクリーンに流れた。14年に同所での第1回公演を開催。神宮球場にとっても00年に行われたTHE ALFEEの公演以来だった。そこからコロナ期間を除きほぼ毎年神宮球場に立ち続け、ここ四半世紀で同所単独ライブを行っているのは乃木坂46だけとなる。
グループにとって特別なステージを踏みしめ、梅澤は「神宮での物語はこれからも続いていくんだろうと思います。続けていかなければいけないと思っています」。その後の「真夏日よ」では、グループ初となる総数1100機のドローンショーを展開し、パフォーマンスを彩った。
今年7月から全国7都市16公演を行い、総動員数は26万人。3年ぶりにツアーの中心に立った賀喜は「みんなに心置きなくこのツアーを楽しんでほしくて、自分と戦って頑張ってきた夏だった。この夏すごく楽しかったです。私のことをたくさん支えてくれて、愛で包んでくださった皆さんがいてくださったからです」と語った。
梅澤に「本当に頑張った。ずっと笑顔で泣かないようにこらえていた姿をずっと見てた」とたたえられ、抱き合いながら「最高に楽しかった」と泣き笑いした。
「乃木坂の詩」ではドローンが再登場。グループのロゴマークである紫色の三角系が大きく浮かび上がった。梅澤は紫のペンライトで埋め尽くされた会場を見渡し「10回ちゃんとつないでこられたんだと、自分たちの頑張りを素直に認めてあげられる本当にすてきな景色です」と伝えた。
最後はダブルアンコールを「君に叱られた」で締めくくり、全31曲で完全燃焼。全員で地声で「今年の夏もありがとうございました!」と感謝を伝えた。来年は同所が誕生100周年を迎えることを受け、梅澤は「また来年もみんなでここでお祝いしたい。11回目はここにいるみんなで必ずつないでいきます」。今年も新たな歴史を刻んだ神宮の空に誓った。【玉利朱音】
○…グループ史上初となるドローン演出に挑戦した。ドローンを制御する生成AIプログラムが新たに開発され、同公演10thメモリアルソング「真夏日よ」で出現。グループのロゴマークである紫色の三角形を描くと、その後は曲中でファンからのコールに合わせて「かっきー」「しおり」などメンバー1人ずつの愛称を夜空に輝かせた。最後は巨大な野球ボールを描き、最新の技術で花を添えた。
○…今年2月に加入した6期生は初めて神宮球場のステージに立った。4日間を通して「なぜ 僕たちは走るのか?」や「命は美しい」、「君の名は希望」などをパフォーマンス。アンコールで瀬戸口心月(20)は「ただの思い出にはしたくないし必ず帰ってきたい。そのときは今日よりももっともっと大きい自分でありたいです」と決意。梅澤は「初めて立った神宮の景色はこれからずっと残っていく」と力強く話した。



