二宮和也(42)の主演映画「8番出口」(川村元気監督)が、8月29日の初日から10月29日までの公開62日間で、興行収入(興収)50億円、動員は357万人を突破した。配給の東宝が30日、発表した。二宮は東宝を通じ「この度は皆様のおかげで興行収入50億円を突破する事が叶いました。本当にありがとうございます!」と喜びのコメントを発表した。
「8番出口」は、インディーゲームクリエーターKOTAKE CREATE氏制作の無限ループゲームの実写化作品。脚本は川村元気監督(46)と、22年の映画「宮松と山下」を手がけた監督集団「5月」の平瀬謙太朗氏(38)が共同で手がけ、二宮も脚本協力としても参加している。劇中で、無限ループする地下通路で異変を探し、8番出口を求めて迷う男という名もなき役を演じる極めて異例の作品で、役柄など詳細は一切、公開前には明かされなかった。二宮は「原作ファンの方々も最初はどうなることやらと不安だったと思います。我々もそうでした笑 ですがどうしたら観てくれる方々に楽しんで頂けるか? 我々の伝えたい事が共有できるか? 本当に色んなことを考えて形になり、皆様に育てて頂いた最高の作品になりました。是非これからも愛していただけますと嬉しいです」と観客にメッセージを送った。
9月13日に都内で行われた大ヒット御礼舞台あいさつの席上で、二宮は作品を「僕史上、最も変わっている話ですし、僕の作品の中で1番、僕が長く出ているのは間違いない。ずっと出ている」と評した。同12日までに興収24億9000万円、動員127万人を記録していたが「そもそも、原作に話がないですからね。僕にとって、奇跡が起きまくっている。良い方に行ったな、と」と喜びつつも、驚いた。
大ヒットの理由については「資金力さえあれば確認しやすい。95分なので、もう1回、確認しようと思ったら足回り、軽く行ける」と分析。「長いと、スケジュールを切らないといけない。おつまみ感覚で、どうだったかな? と見直すには最適」と、尺が短いことがリピーター増につながったであろうことが大きな要因だと分析した。
公開までは、不安もあったという。撮影現場を見学した映像の専門筋から「世界観は、すごいしっかりしているけど、映像にしたら、これ、どうなんだろうね?」と指摘された。一方で「脚本とか、話の流れが素晴らしかった。1シーンにして、グルグル回していくコンセプトにお褒めを受けた」と評価の声もあったという。「一歩、間違えば…東宝、出禁ですよ。これで二宮、堂々と東宝の正面入り口から入れること、確定しました」と興行の成功で、川村元気監督(46)も所属する配給の東宝に、胸を張って入ることができると笑みを浮かべていた。



