歌手松山千春(69)が12日、東京国際フォーラムホールAで、「松山千春コンサート・ツアー2025秋」東京公演を行った。

東京公演は年に2回行ってきた。だが、昨秋は病気療養のためツアー自体が中止となった。今春のツアーで本格復帰を果たし、この日は松山の元気な姿を見ようと約5000人のファンが集結。チケットは完売となった。

オープニング曲「I LOVE YOU」のイントロで登場すると、会場は大声援で迎えた。「大変長らくお待たせしました。東京国際フォーラム85回目のコンサートです」とあいさつすると、「今日は失敗しませんでした」と告白。「三重では全く違うメロディーを歌っていて、認知症が入ったかなと思ったけど、今日はすんなり入れた」と会場を笑わせ、「今日も1曲1曲がんばりますのでよろしく」と呼びかけた。会場からは千春コールが飛び交った。

4年前にがんで亡くなった弟について、「東京が好きで、東京に住んでいて、東京公演には楽屋に来ていた」と明かした。「それがないのはさみしい」と感傷的になるシーンもあった。だが、「こんなにたくさんのお客さんがきているから」とファンに感謝した。

また、「その昔、ニッポン放送のオールナイトニッポンの二部をやっていたことがある」とすると、「来年オールナイトニッポンの2時間番組でベラベラしゃべるから」と、未発表の告知も飛び出した。

この日は、二部構成で展開。一部は恋愛ソングを主体に「銀の雨」など、二部はフォークソング主体に「です。」などを披露。アンコールで「長い夜」「大空と大地の中で」などを歌った。「最近、しゃべるのに疲れた。歌っている方いい。歌主体にいく」と話したが、持ち前のトークもふんだんに披露。復活を待ちわびたファンを“千春ワールド”へといざなった。

16日は70歳の誕生日。古稀となる。「古稀は“ふるきまれな人”だから」とすると、「米寿になろうが、90歳になろうが、100歳になろうが、生きているなら歌い続けようと思っています」と、生涯現役をファンに誓った。

全国20会場20公演となる同ツアーは10月10日、埼玉・サンシティ越谷市民ホールで開幕。24日、故郷北海道の札幌芸術劇場hitaruのファイナルへ向け、千春は駆け抜ける。【川田和博】