女優キムラ緑子(64)が16日、大阪市内で舞台「わが歌ブギウギ-笠置シヅ子物語-」(26年1月24日~2月1日、京都南座)の取材会に出席した。

“ブギの女王”とうたわれた笠置シヅ子の波瀾(はらん)万丈の半生を、「東京ブギウギ」「ラッパと娘」などの珠玉の楽曲とともに描く。1987年にNHK銀河テレビ小説でドラマ放送された後、93年に舞台化。何度も再演されてきた。

笠置さんはずっと意識する存在だった。劇団に所属していた時代に、スタッフが笠置さんの歌が入ったカセットテープを持っており、一緒に聞きながら「『ぜひ、私にやってもらいたい』と言ってくれて、ずっと気になっていた」。

実際に笠置さん役のオファーが舞い込み、「『顔が笠置さんに似ているから』という理由で大役をいただき、天地がひっくり返るくらいビックリしました」とは言うものの、「とても力強く人を愛するとか、人とつながるとか、誰かを励ますとか。生きる力があり、誰かのためになるという力がすごい心にある方だと台本を読んでいて思うので、すごい愛の話になるんだろうなと思う」と気合を入れた。

笠置さんは服部良一さんが作曲した「ラッパと娘」「東京ブギウギ」「買い物ブギー」など多くのヒット曲を飛ばした。服部氏の楽曲は「笠置さんじゃないと歌えないかと言うくらいの難しい歌」といい、それだけに歌のシーンには「めっちゃ往生してます」。

曲数はそれほどないとはいうが、「最後の方でブギのメドレーを歌うのが大変。パフォーマンスもすごいので、パフォーマンスしつつ歌うのがこんなに大変なのかと。息が途切れて、へーへー言ってたらダメなので、自分のお稽古をしてるときは、走りながら歌ってどこまで歌えるかって感じで。“ブギの女王”って言われた方なので、それは1番のプレッシャー。そんなうまく歌えるわけないので、大目に見て」と笑った。

笠置シヅ子さんといえば、23年後期NHK連続テレビ小説「ブギウギ」で、女優の趣里も演じた。当時は自分が笠置さんをやるとは夢にも思っておらず、「かわいいなとか思って見てた」と苦笑い。当初は稽古も趣里のまねから入ったが、途中から自分仕様にチェンジし、「日本中、趣里さんのイメージだと思うので、何とか違うキムラの笠置シヅ子をできれば」。

婚約者役の林翔太とは29歳差。「子どもくらいの翔太さん。本当にカッコいいね。若い人はキレイじゃないですか」と笑いながら、「『愛して良いですか』と愛させていただきます。翔太さんは俳優さんなんで、気にせずきっちりお仕事をやってくださる。書かれていることをやれば恥ずかしさも飛ぶ。すごく良いシーンが多い。愛します。とにかく愛します。愛してくれていると思ってます」と意気込んでいた。