放送作家の野々村友紀子(51)が8日、TBS系「ゴゴスマ」(月~金曜午後1時55分)に生出演。約20年前からのセクハラ行為が発覚した福井県の前知事についてコメントした。
番組では、福井県の杉本達治前知事が4人の女性職員に性的関係を求めるメッセージをLINE(ライン)や私用メールで約1000通送信したほか、体を触る3件の身体的接触など約20年にわたりセクハラ行為があったと認定したことを取り上げた。特別調査委員の河合健司弁護士は「知事という立場を利用して、ものが言いにくい職員を相手に嫌がる反応を楽しんでいるとしか思えず、非常に悪質」と断じていた。
MC石井亮次が「トップ・オブ・トップですからね、あの中(福井県庁)では。野々村さんいかがですか?」と質問。野々村は「この調査報告書、全部読まさせていただきましたけど、気持ち悪いメッセージを送られてくるだけではなくて、心を…本当に尊厳を踏みにじられていくような気持ちになっていったんですね」と7日に発表された、メッセージの文言などを含む調査報告書をすべて読んだと話した。
そして「私も読んでいって、なんか『気持ち悪いな』って思うぐらいだけだったんですけど、毎日毎日、夜中とかに、どんどん送られてきて、それもトップの人ですから、しかもあらためてくれない。何か県に言っても身元を特定されるんじゃないかとか心配もありますし、耐えるしかない、っていう被害者の方々の気持ちがすごく大変だったな、と」と被害者の心痛について語った。
さらに「声、あげるまで時間がかかったでしょうし、すごく勇気のいることだったと思いますし、それも今、まだ、ネットで『そんなことぐらい』って言う人もいる、って聞いて、すごく怒りを覚えているんです」とセクハラ行為を容認するような意見に対しても警鐘を鳴らした。
女性の立場としても「実害があるから、ないからじゃなくて、こいうことを女性にね、こういことやってもエエやろ、ってことをここまで立派な経歴の方なのに分からない、ってこともイヤですし、女性ってよく社会であると思うんですけど、仕事を認められて気に入ってもらえたのかなと思ったら性的な目で見られてたんだ、って分かったときの絶望感が萎えるというか、もうイヤになるんですよね。被害者の女性たちもせっかく就きたい仕事、ここで働きたいと思ってやりたい仕事で、やりがいのある仕事で失いたくない、だから我慢するしかなかったっていうのが続いていたっていうのが本当に悪質だな、って。それ分かっていたはずですから、一番やっちゃいけない立場の人がそういうことに敏感じゃないというのは許せないですね」と最後は切り捨てるように話した。



