俳優高橋文哉(24)が14日、都内で、声優として長編アニメーション映画初主演を務めた「クスノキの番人」(伊藤智彦監督、30日公開)の完成披露試写会舞台あいさつに登壇した。
累計100万部を突破した東野圭吾氏の人気同名小説が原作。“祈れば願いがかなう”と伝えられるクスノキの番人になった青年が、思いがけない真実に導かれて成長していく感動の物語。東野作品初のアニメ化でもある。
主人公・直井玲斗役の高橋は「東野先生の初アニメーション作品ということにドキドキした自分がいた」と起用の喜びを語る。「情景描写が丁寧で魅力的で、1つ1つのキャラクターを愛させる力が文にある、圧倒的な原作力。これがアニメになるとどうなるのか」と楽しみに挑んだ。
アフレコでは、伊藤監督(47)が実写の芝居に近づける工夫をしてくれたという。「天海さんとのシーンでは、面と向かって天海さんのお顔を見てお芝居できた。取っ組み合いのシーンは、ガタイのいいスタッフさんとリアルに取っ組み合いをしながら。それもカメラで撮って、表情を作画に生かしたんだよと言っていただいて。僕の表情を少しでも玲斗に吹き込んでいただけたのはうれしかったですね」と感謝。東野氏が収録現場を訪れた日には、キャラクターづくりについて直接話を聞く機会を得た。
タイトルにちなんだトークでは、自らを「ふたの番人」に例えた。「僕は自分の心にふたをするのがうまいんですよ。心があふれそうな時に止めたり。場をわきまえて、こう思っているけど出さないようにしようとか、自分のことを押し殺すのが得意。こういう仕事を始めて、思っていることを全部言っていいわけではないし。心にふたをする瞬間を使い分けているなと思う」と話すと、玲斗の伯母・柳澤千舟役の天海祐希(58)から「苦しくないの? 一緒に(ふた)開けとこうか」と心配されていた。
齋藤飛鳥(27)、宮世琉弥(21)、大沢たかお(57)と伊藤監督も出席した。



