俳優の木村拓哉(53)が20日、都内で映画「教場 Requiem」(中江功監督)初日舞台あいさつでのサプライズ登場で、会場を沸かせた。
警察学校の実態をリアルに描いた人作シリーズのの最終章。前編「Reunion」はNetflixでの配信で、後編の「Requiem」は劇場公開される。木村は適性がないと感じた生徒には、容赦なく退校届を突き付ける厳しい教官・風間公親を演じた。
舞台あいさつが始まり、猪狩蒼弥(23)や中江監督、キャスト陣が登壇するも壇上中央は空いたまま。教え子キャストたちがあれ「?」と首をかしげる中、木村は劇場後方のバルコニー席からひょっこりと姿を現した。意表を突くサプライズに大歓声が沸く中、木村は「みなさんと一緒に作品をこちらで拝見させていただきました」とバルコニー席で観客450人と作品を鑑賞していたことを告白。「不意打ちを(役の)風間流にしてみたくて。みんながどうやって映画を観ているのかリアルに体感したかった」と意図を明かした。
観客のリアルなリアクションを間近で確認し「何人かは本当のラストを知っていないと思います」と断言。「エンドロールが流れたら結構な割合でお手洗いに行っていた。本当のラストを知らずに帰るんだなと」ともったいないと言わんばかりに苦笑し、「それが映画のリアルなコミュニケーションなんだなと…」ともこぼした。ただ、観客の涙も目にし「真摯(しんし)に向き合ってくれているなとありがたかったです」とも感謝した。
その後、1階席に戻って改めて登壇。「先ほどは高いところから失礼しました。初日に作品と向き合ってくださって改めて感謝いたします」と頭を下げた。スタッフとの話し合いで決まったサプライズだったといい「立ってみたのは良かったけど非常に恥ずかしかったです」と照れ笑い。「映画館にこれだけの人が集まってくれて事実に感謝しかありません」と語った。
イベント終盤には猪狩のかけ声でキャスト陣、観客とともに敬礼を実演した。
3日に行われた完成披露試写会舞台あいさつでは、観客に「退校届」をはりつけたポップコーンを手渡しするという異例のファンサービスを実施。2回連続のサプライズでファンを喜ばせた。



