古希を迎えた桑田佳祐(70)が、ソロの新曲リリースと全国ツアーを行うことが25日、分かった。
4月3日に約3年半ぶりの新曲「人誑し/ひとたらし」を配信し、6月24日にCDをリリース。7月8日の石川県産業展示館4号館をはじめ、9月まで10カ所22公演をめぐるアリーナツアーを敢行する。また、これまで手がけてきた詞をまとめた歌詞集の発売も決定した。
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今日26日に70歳の誕生日を迎えた桑田が、ソロ始動ののろしを上げた。午前0時に更新されたサザンオールスターズ公式サイトに、自ら考案した“NEW 70’S ここからが始まりでしょ”のキャッチコピーが浮かぶ。「この年になっても音楽活動を続けられる喜び、幸せをしかとかみ締めております」と周囲への感謝をつづり、本格的な活動の3つの軸を発表した。
サザンツアーが終わった昨年6月下旬、息つく間もなく新曲制作に着手した。「人誑し/ひとたらし」は高揚感をあおるビート、グループサウンズをほうふつとさせるマイナー・キーのギターリフが躍動するイントロで始まる。最新写真とティザーは能楽堂で撮影された。日本芸能の祖ともいうべき能への敬意と、初心忘るべからずと気を引き締める思いが感じ取れる。
“NEW 70’S”には自身の血肉が70年代の音楽であり、70代として新たに生まれ変わる意が込められた。「思えば私も、いろんなモノをコキすぎて参りました。調子をコイてばかりの人生だったし、いくつになってもバカを辞められずにおります」とユーモアたっぷりに振り返り、「『ここから』が始まり」と精力的な夏を予告した。
サザンのツアー翌年にソロとして大規模ツアーを開催するのは、48年のキャリア史上初。被災地への思いも込めたのではないか。石川県から始まり、ソロでもバンドでも初めて訪れるグランメッセ熊本を回って、宮城県で幕を下ろす。
人誑しの「誑」は人を言葉で狂わせる、と書く。これまで生み出してきた楽曲詞を味わう歌詞集も今夏講談社から発刊される。人生100年時代に「120歳まであと50年!! もう1度人生のスタート・ラインに立って、女も男もコキまくろうではありませんか!!」。脂が乗りきった「NEW 70’S」桑田を令和の世に届ける。【鎌田良美】



