爆笑問題の太田光(60)が15日、TBSラジオ「爆笑問題 日曜サンデー」(日曜午後1時)に生出演。高市早苗首相とトランプ大統領による日米首脳会談について、私見を述べた。
高市首相はトランプ大統領との日米首脳会談後の会見で、ホルムズ海峡への船艦派遣について、米国側に対し「日本の法律の範囲内でできることできないことを詳細にきっちりと説明した」と述べた。番組では、トランプ大統領が会談後に番組で「憲法上の制約はあるけど、我々が必要とするなら、日本は協力してくれるだろう」と発言しているとして、予断を許さない状況であるとした。
太田は、会談での高市首相の振る舞いを評価する声が多いことを念頭に「よく、成功だったと言っている、確かにそうなんだと思うんですよ」と切り出したが、続けて「でもこの成功の仕方というのは、戦後日本の自民党が、平和憲法を持ちながら、自民党の党是として『改正するんです』『普通の国になるんです』と。高市さんがどこまでイメージしているのか分からないけど、交戦権を持ってちゃんと国防軍として、というところまでいくのか分からないけど、少なくとも戦後レジームからの脱却ということで、憲法改正含めて変えていこうよ、と。今まで日本は金だけ出して血を流さなかった、というのを、自分の国は自分で守る、普通の国にしましょうよ、他国並みに、というところで、安倍(晋三)さんが言って、それを受け継いだのが高市さん。さらに踏み込んでいこう、というものだったと僕は思っている」と説明した。
その上で「今回やっぱり、カードとして、切り札として、憲法というものを…『法律の範囲内でできること、できないこと』(と米国に伝えた)。つまりそれは日本国憲法ですよね。僕はそれで良かったと思っているんですよ、今までの日本の戦後のやり方で。ただ高市さんがそれを1回使った、ということは、今までの高市さんが言っていたことを、どう自分の中で整理するのかな、と」と疑問を投げかけた。「今後、集団的自衛権を拡大していって、普通の軍にしましょう、というところまで行くのかわからないけど、それは高市さん、あるいは高市さん支持派の中で解釈するのかな、というのがひとつ」と指摘した。
太田はさらに「他国は、米軍(の支援)ですらリスクが大きすぎる、と言ってホルムズ海峡の護衛は断っている。NATOは『我々の戦争じゃない』、つまりこれは『行けるけど行かないよ』と言っているわけですよ。ところが日本の場合は、あの戦争に関して批判はしていないですから『行けるもんなら行きたいんだけど、法律があるから行けないよ』という言い方です」と説明。「これは今までの、言ってみれば日本の戦後、自民党がやってきたことと同じことだから、じゃあ高市さんが今まで言ってきた、これからもっと違うんだ、他国と同じような普通の国になって、自分の国は自分で守る、そういうものを目指すとなった時、高市さんは公約で『憲法改正を必ず発議する』と言いましたけど、それは平和憲法が含まれているわけです。その辺を国民が、このカードを使った高市さんが言った時にどう解釈するのかな、というのと、日本が普通の軍を持った時に、果たして他国のように『道義的にこの戦争に参加できません』と言えるのかどうか。そこがまたひとつの重要なポイントだと思います」と語った。
今後についても「今はいったん、日本はうまくいった(という評価)になるけど、今後、トランプさん、あるいはイスラエル、アメリカのやったことが国際秩序として間違っていた、という方向になった時に、それに追従した日本が、国際社会でどう思われるか、というのはまだ分からないですよね」と持論を示した。



