ダンサーでタレントのパパイヤ鈴木(43)が、約1年3カ月で33キロのダイエットに成功した。鈴木は7日、都内でダイエット本「デブでした。」刊行記念ライブを開催。「30キロやせましたと書きましたが、本を書いてから3キロ落ちた。ダイエットじゃなく健康な体作りがポイント」と秘訣(ひけつ)を明かした。
きっかけは08年3月、全国のうまいものを食べる、テレビ東京系「元祖!
でぶや」の放送が終了したことと、直後にNHK大河ドラマ「天地人」の出演が決まったことだった。「戦国時代に、こんな太った人はいない」と思って一念発起。同6月に、9月の撮影開始までの3カ月で20キロやせると決意した。
100キロ超の体で踊り続けてひざを痛め、水や血を何度も抜いたほか、転んで腕を骨折するなどしていた。悪玉コレステロール値は、計った病院では大相撲力士2人に次ぐ3位。生活習慣を見直そうと考えた。
(1)何となくカロリー減
「カレーとうどんなら、うどんかな」と、より体にいいものを選ぶようにした。
鈴木
こっちが健康になると選んだら、どうせならガッツリやせたいと、食欲より変身欲が強くなった。
(2)移動も自分の足で
移動はタクシーが中心だったが、鉄道に切り替え階段を1段抜かしで上り続けた。足に筋肉がつくと、移動も徒歩が増えた。
鈴木
僕はものぐさで腕立て伏せや腹筋はキライ。でも階段上りで食事と運動のバランスは良くなった。
3カ月で20キロ減に成功後も健康な生活を続け「体を動かすのが楽しくなった」と、子どもと遊ぶ機会も増えた。今でも大好きな酒は毎晩飲むが、つまみは一切食べず飲み代も大幅ダウン。「残り1年で10キロやせたのが財産。仕事が減っても体が大事」。ライブでもターンのキレは鋭く「自分でも(ターンが)速いと思ったんです」と目を細めた。
決めぜりふも「まいう~」から「すいう~(薄い)か、そいほ~(細い)」に変わりそうだ。「リバウンドしたら第2弾『やっぱりデブでした。』を出せばいい。でも、もっとやせそうだから、アフロとヒゲをやめて65キロまで落とす企画はどうですか?」と「新生パパイヤ」を売り込んだ。
[2010年2月8日8時20分
紙面から]ソーシャルブックマーク