エイベックスは16日、韓国出身の男性アーティストのジェジュン(24)、ジュンス(23)、ユチョン(24)の日本での芸能活動休止を発表した。韓国にある3人の個人事務所C-JeSエンターテインメントの代表者に犯罪歴があり、暴力団と関係性が強いことが判明。3人はグループ活動を休止中の東方神起メンバーで、東京ドーム公演を即日完売させるほど絶大な人気を得ているが、同社は企業倫理順守の経営方針で苦渋の決断を下した。
突然の発表だった。3人はこの夏、野外フェスa-nationで数十万人の前で元気に歌った。8日にはミニアルバム「The...」とライブDVD「THANKSGIVING
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DOME」を発売。ともにオリコン週間ランキング1位になったばかりだった。活動が軌道に乗ってきた矢先に、国内活動休止が決定した。
原因は、3人が所属する韓国内の個人事務所の代表者A氏にあった。同氏は過去に、人気俳優クォン・サンウ(34)を暴力団幹部の父を通じて恐喝し、強要罪の実刑判決を受けて8カ月間服役した犯罪歴がある。エイベックスは書面で「当社のコンプライアンス重視、企業倫理順守の経営方針から、これらの問題が解決されない限り、マネジメントするべきでないと判断しました」と説明した。
東方神起の3人は昨年夏、本来の所属事務所SMエンターテインメントを相手に、専属契約無効を求める訴えを起こした。同年10月にはソウル中央地裁から、係争終結までの間の独自の音楽活動を認められた。その結果、今年4月3日にグループ東方神起が活動休止。A氏と個人事務所C-JeSを設立して、4月14日に3人で新ユニット(通称JJY)を結成した。
しかし、5月26日にジュンスが新事務所名義入りでCDを発売すると、ファンの間でもA氏の経歴が明らかになった。韓国では「JJYがサンウ脅迫男性と契約」と、センセーショナルに報道された。エイベックスにも「3人は暴力団と関係があるのか?」などと、1日平均200件の問い合わせが殺到。関係者は「エイベックスにとって、A氏の事実はショックだった。3人は抜群の人気で収益も大きいため、活動休止は苦渋の決断だった」と話す。また、別の関係者は「エイベックスは、3人にA氏との関係解消を再三説得したが、解決に至らなかった」と解説した。
さらに、エイベックスは公式発表の中で、3人とSMとの訴訟の進展次第で、「(C-JeSとエイベックスの)契約自体が無効になる可能性が高まっている」とも明かした。韓国の関係者は「昨夏からの3人とSMの裁判で、年内にも新たな決着がつく気配がある」と話した。エイベックスは「SMのマネジメントによる、東方神起5人としての当社との専属契約に変更はございません」とコメント。3人での活動は消滅しても、東方神起活動再開という、大逆転の可能性も残されている。
[2010年9月17日9時43分
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