中日からロッテにトレード移籍した中日加藤匠馬捕手(29)、DeNAからロッテにトレード移籍した国吉佑樹投手(29)が16日、ZOZOマリンで同時に入団会見した。

「加藤バズーカ」と呼ばれる強肩が武器の加藤は「僕のアピールポイントは肩の強さだと思うので、まずは盗塁、走ってきたら、全部刺すくらいの気持ちで、準備して、ディフェンス面からアピールしていきたいです」と決意。最速161キロの直球とカットボールでねじ伏せる国吉は「ストレートを軸にしっかり力で押していくスタイルが、僕の持ち味だと思うので、マリーンズでも継続していきたいです」と意気込んだ。

ロッテの印象について、加藤は「ファンの方の応援がすごいイメージがあって、そのようなファンの人たちに応援されるような選手になりたいと思います」と話し、国吉は「ファンの応援がすごいなという印象を持って、マリンで投げていましたし、ファンが熱いチームなので、選手もファンに後押しされて、素晴らしいチームだなという印象です」と話した。

会見に同席した井口監督は、国吉については「今セットアッパーがチーム状況の中では厳しい状況なので、その中でしっかりと益田につないでくれる、勝利に導いてくれるピッチングを期待したいです」と勝ちパターンでの起用を示唆。加藤については「田村がまだケガで離脱してる中、佐藤(都)、柿沼が頑張ってますけど、チームの防御率、盗塁阻止率がパ・リーグの中で低迷してるので、若いピッチャーが多いですから、どんどん引っ張っていってほしいです」と期待した。

両選手ともに、17日の1軍全体練習に参加。コンディションを見極めた上で、早ければ18日の西武戦から1軍に昇格する。