A代表の期待がかかる東京オリンピック(五輪)世代の1人、横浜F・マリノスMF三好康児(22)がヴィッセル神戸戦で輝きを放った。2-0の後半26分にFW仲川に代わって出場。38分にDFティーラトンの左クロスを左足ダイレクトで合わせて右隅に決めると、ロスタイムには左よりから右足を振り抜いてゴール左を射抜いた。

前節のアウェー・セレッソ大阪戦では0-3で完敗。この日は先発を外れた。それでも「競争は激しいので。相手の息の根を止めることが役割だった」と落ち着いてピッチに入り、有言実行の2ゴール。4-1での快勝に貢献した。

東京五輪世代の中心選手で、世代別代表では主将の経験も持つ。23歳以下で臨むトゥーロン国際での招集を見送られており、6月の南米選手権でFC東京MF久保建らとともにA代表に初招集されることが有力だ。

「A代表に入るためにやっているけど、(評価されるのは)この試合だけじゃない。1回じゃダメ。結果を残し続ける準備をしたい」と表情を緩めない三好。新たなステップに向けて突き進んでいる。【岡崎悠利】