今季初の2連勝を狙った北海道コンサドーレ札幌が京都サンガF.C.に1-2で敗れた。

前半9分に先制点を奪われ、同15分、GK菅野が相手の決定的得点機会の阻止によるレッドカードを受けて一発退場。序盤で守護神を失ったうえ、数的不利のピンチとなった。後半13分、右CKからのFW菅大輝(23)の右足ミドルシュートで同点に追いつき、1人少ないなかでも攻守で奮闘したが、同44分にセットプレーで勝ち越し点を許した。

今季4度目の退場者が出た後に、意地を見せ続けた。菅が利き足と逆の右で同点ゴールを奪った。アシストしたのは右太もも裏肉離れから6試合ぶりに復帰して先発したMF高嶺だった。急きょ投入されたGK中野も踏ん張っていたが、終盤に屈した。ハーフタイムにペトロビッチ監督(64)は「1人少ないが、1枚はがせれば打開できる。我慢してチャンスをうかがおう」と選手を鼓舞していたが、敵地で勝ち点を奪うことはできなかった。

▽2試合ぶり敗戦となったペトロビッチ監督 あのシーンが退場だったかどうかは非常に疑問が残るところある。ただ選手たちはしっかりゲームを進めてくれ、逆に京都が1人少ないかのような展開を作れた。最後力尽きて失点したが、試合を通して選手たちがしっかり自分たちの戦いを貫いてくれた。

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