東京オリンピック女子アーチェリー代表で静岡・浜松市出身の山内梓(22=近大職、浜松商高出)が9日、初の大舞台へ決意を新たにした。オンラインで行われた近大の壮行会に出席。プロ野球・阪神で活躍する同級生の佐藤輝明(22)らから激励され、「ニュースで(佐藤の)活躍を見て『自分も頑張らないと』と感じている。初出場なので、挑戦者の気持ちで精いっぱい戦っている姿を見せたい」と語った。

現在は近大で練習を行う。主に、先月出場のアジア杯(韓国)などを通じて出た課題の修正に励んでいるという。「所属(近大)を離れての調整が難しかった。今は、崩れてしまった射形を戻すための調整をしている。調子は戻っているので、本番までに固めたい」。前日8日には、1都3県で無観客開催が決定。それでも「自分に集中できるというプラスの部分もある」と前を向き、「良い結果を届けたい」と言葉に力を込めた。