東京オリンピック(五輪)代表の田中希実(21=豊田自動織機TC)が、この日出た課題を、五輪本番への教訓にする。

残り2周でペースを上げようと仕掛けたが、ケニア出身選手に及ばず15分17秒93の3位。残り800メートルでの2分10秒切りを目指していたといい「ラスト2周までで、思ったより余裕を残せていなかった。そこが大きいかなと思います」と振り返った。

4日前の10日には第3戦の網走大会に出場し、非五輪種目の3000メートルで日本新記録を樹立。今後は最終戦の千歳大会(17日)に1500メートルでエントリーしている。五輪では1500メートル、5000メートルの2種目に出場。大舞台を頭に浮かべて「五輪では今回のようなレースだと予選落ちしてしまう。しっかり改善して、決勝でちゃんと勝負できるようにしたいです」と誓った。