女子3段跳びで4大会連続メダルを狙った、カザフスタンのオリガ・ルイパコワ(36)が、予選落ちした。1本目が13メートル66、2本目が13メートル69と振るわず、3本目はファウル。全体24位で上位12人による決勝進出ラインの14メートル21には、52センチも及ばなかった。12年ロンドン大会の金、08年北京大会の銀、16年リオデジャネイロ大会の銅に続く、4つ目のメダルはならなった。

ルイパコワは23日の開会式で、カザフスタン選手団の女性旗手を務めた。その際に着用した絹製の真っ白なドレス衣装、流れていたゲーム音楽から「ゲームの世界のお姫様みたい」などと、SNSを中心に話題をさらった。17歳の長女、8歳の長男の2児の母でもあり、長女は今年、18歳以下の陸上大会で国内優勝。今後は進退とともに、3年後のパリ五輪に長女とともに出場するかも注目される。