1日の東京オリンピック(五輪)の女子3段跳び決勝で、世界新記録を打ち立て金メダルを獲得したユリマル・ロハス(25=ベネズエラ)は、あのメッシと同じバルセロナ所属で、バルサの公式サイトが2日までに「ベネズエラとバルサのアスリートが金メダル」と伝え、その偉業を祝福している。

16年リオデジャネイロ五輪で銀メダル、世界選手権では17、19年と2連覇を達成した25歳は、192センチの長身。ベネズエラで生まれ、現在は環境の整ったスペインを拠点としており、リオで銀を獲得後に、バルセロナの陸上チーム入りした。

バルサの公式サイトは当時、クラブ幹部の「間違いなく、クラブがこれまでに獲得した中で最も名誉ある国際的なアスリート」などとのコメントを伝えており、その言葉があらためて証明された。

ロハスは優勝を確定させた後の最後の6回目に、26年ぶりに世界記録を17センチも塗り替えた。ベネズエラ女子としては五輪初の金メダルという快挙に、スペインでバルセロナも大喜びした。

ちなみにバルサ公式サイトによると、東京五輪に出場する所属アスリートは「5つの異なるスポーツで34人」。ロハスの陸上に加え、バスケットボール、ハンドボール、ホッケーにも代表を送り出している。

看板はもちろんサッカー。3日の男子準決勝でメダルをかけ、日本と戦うスペインにも、クラブの至宝ペドリとエリク・ガルシアがいる。