稲葉篤紀監督(49)率いる侍ジャパンが、因縁のライバルに挑む。韓国は、指揮官が現役時代に出場した北京五輪の準決勝で敗れた相手。「北京の借り」を東京で返し、最短の4連勝で金メダルへ王手をかける。

近藤健介外野手(27)が「7番左翼」で今大会初スタメン。代わって菊池涼介内野手(31)がベンチスタートとなった。先発はエース山本由伸投手(22)。7月28日の1次ラウンド初戦、ドミニカ共和国戦では6回2安打無失点9奪三振の好投。中6日で万全の調整を終えマウンドへ向かう。前日3日に49歳の誕生日を迎えた稲葉監督に、チーム一丸で「バースデー白星」を贈る。

韓国の先発は、右腕の高永表投手(コ・ヨンピョ、29)。5回途中4失点だった7月31日の1次リーグ米国戦から、中3日でのマウンドとなる。

一方の韓国打線は、ここまで4試合で46安打30得点を挙げている。中でも、今季韓国リーグで首位打者を走る姜白虎内野手(カン・ペクホ、22)は、2日イスラエル戦で4打数4安打2打点と大活躍。オリオールズでプレー経験のある金賢洙外野手(キム・ヒョンス、33)は、19年プレミア12の決勝で巨人山口から先制3ランを放つなど、日本戦2試合で6打数3安打と結果を残している。

この大一番に勝利すれば、7日午後7時からの決勝に進出。銀メダル以上が確定する。敗れると5日午後7時から行われる敗者復活3回戦に回り、米国と対戦。敗者復活3回戦に勝利すれば決勝に進出できる。

 

【スタメン】

 

<日本代表>

1(二)山田

2(遊)坂本

3(指)吉田正

4(右)鈴木誠

5(一)浅村

6(中)柳田

7(左)近藤

8(三)村上

9(捕)甲斐

(投)山本

<韓国>

1(中)朴海旻

2(指)姜白虎

3(右)李政厚

4(捕)梁義智

5(左)金賢洙

6(一)呉在一

7(遊)呉智煥

8(三)許敬民

9(二)黄載均

(投)高永表

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