3日間首位を守った畑岡奈紗(22=アビームコンサルティング)が、最終日大雨による競技中止で今季初勝利、ツアー通算4勝目を挙げた。

畑岡は、現地午前9時28分(日本時間11日午後10時28分)にスタートしたが、大雨のため1番のグリーン上で競技が中断。その後現地午後4時30分(日本時間午前5時30分)に再開の予定だったが、雨は弱まらず、競技続行は不可能として最終日の競技中止が決定。通算19アンダー、194で優勝が決まった。畑岡の優勝は19年3月の起亜クラシック以来。第1日から首位を守り通しての優勝は、日本代表として出場する8月4日からの東京五輪女子ゴルフ競技へ向けても大きな弾みとなる。畑岡は「1年目のこの大会は、シーズンの中で一番苦しかった時期だった。それが5年目でまさか優勝できると思っていなかったので、良かったです。今年は東京五輪もありますが、全米女子オープンで勝てなかったので、残りのメジャー、全英女子オープンで早く勝ちたいという気持ちがすごく強いです」と語った。