金メダリスト5人を擁する日本が、辛くも初戦を突破した。

準々決勝でドイツと対戦。第1試合の女子57キロ級で個人では1階級下の52キロ級に出場した阿部詩がテレザ・シュトールに指導3つで敗戦。第2試合の男子73キロ級で大野将平もイゴール・ワントケに残り13秒で体落としを決められ、技ありで敗れた。

金メダリスト2人のまさかの連敗スタートとなったが、第3試合の女子70キロ級で新井千鶴がジョバンナ・スコッチマロに一本勝ち、第4試合の男子90キロ級で向翔一郎がエドゥアルド・トリッペルに技ありで優勢勝ちし、2-2に追いついた。第5試合の女子70キロ級で素根輝がヤスミン・グラボウスキーに一本勝ちを収め、3-2と逆転。最後の男子90キロ超級で1階級下のウルフ・アロンがヨハネ・フレイに延長で技ありを奪って4連勝。苦しみながらも準決勝に進出した。

◆柔道男女混合団体 チーム構成は男女3人ずつの計6人。男子は73キロ以下、90キロ以下、90キロ超、女子は57キロ以下、70キロ以下、70キロ超。同じ階級の選手同士が対戦し、決着がつかない場合はゴールデンスコア(GS)方式の延長。引き分けはない。チームの勝敗が並んだ場合は、無作為に選ばれた階級の選手同士が代表戦を行う。試合時間は4分。