東京五輪柔道女子52キロ級金メダルの阿部詩(日体大)と同78キロ超級金メダルの素根輝(そね・あきら、パーク24)の21歳コンビが1日、24年パリ五輪を目指す考えを示した。

男女混合団体が行われた7月31日の大会最終日を終え、都内での五輪メダリスト会見に出席。団体戦にも出場した阿部は疲れた表情を見せながら「3年後に向けて、もうスタートしている。2連覇は簡単ではないが日々努力していきたい。フィジカルと技術面はまだまだなので、しっかり練習していきたい」。素根は「まずは目の前のことを1つ1つ大事に戦いたい。技、パワー、スタミナと全ての面で強くなれるように努力したい」と決意を語った。

同席した男子73キロ級で2連覇を達成した大野将平(29=旭化成)は「素根ちゃんと詩ちゃんが力強いコメントでパリのことを考えられるなんてさすが」と感心していた。