丸川珠代五輪相(50)が13日、閣議後の会見で、来日していた米国と英国籍の東京五輪スタッフ4人がコカインを使用したとして、麻薬取締法違反容疑で逮捕された件について「決してあってはならず、東京大会をも傷つけるもので、まことに遺憾」と話した。

丸川氏によると、逮捕された4人は大会用仮設電源の設置管理を委託契約している会社の社員。入国時期は2月に1人、3月に2人、5月に1人と明かした。「待機期間が明けたからといって、不要不急の夜間外出は許されないこと」と断言。「関係機関において、法令にのっとり、厳正な対処が行われるものと認識している」と話した。

新型コロナウイルス感染症対策として、大会関係者の宿泊ホテルには原則、行動管理するための監視員が置かれている。丸川氏は「組織委員会から伺っている限りは、基本的には7月1日から、関係者が泊まるホテルで関係者の出入りを監視している」と、原則を強調するにとどめた。