山田優(27=自衛隊)見延和靖(34=ネクサス)加納虹輝(23=JAL)とリザーブから昇格した宇山賢(29=三菱電機)4人が、日本フェンシング界の悲願だった初の金メダルを獲得した。


スコア


日本455-4
3-1
5-6
4-3
8-6
3-5
6-4
3-4
8-3
36ROC

日本対ROC 金メダルを獲得し声援に応える、左から見延、山田、宇山、加納(撮影・鈴木みどり)
日本対ROC 金メダルを獲得し声援に応える、左から見延、山田、宇山、加納(撮影・鈴木みどり)
ROCに勝利。金メダルを獲得し喜びを爆発させる加納ら日本メンバー(ロイター)
ROCに勝利。金メダルを獲得し喜びを爆発させる加納ら日本メンバー(ロイター)

第1試合 日本5-4ROC

山田優5-4セルゲイ・ビダ

第2試合 日本8-5ROC

加納虹輝3-1ニキータ・グラズコワ

日本対ROC ポイントを奪う加納(右)(撮影・鈴木みどり)
日本対ROC ポイントを奪う加納(右)(撮影・鈴木みどり)

第3試合 日本13-11ROC

宇山賢5-6パベル・スホフ

第4試合 日本17-14ROC

山田優4-3ニキータ・グラズコワ

日本対ROC ポイントを奪いほえる山田(撮影・鈴木みどり)
日本対ROC ポイントを奪いほえる山田(撮影・鈴木みどり)

第5試合 日本25-20ROC

宇山賢8-6セルゲイ・ビダ

日本対ROC ポイントを奪う宇山(右)(撮影・鈴木みどり)
日本対ROC ポイントを奪う宇山(右)(撮影・鈴木みどり)

第6試合 日本28-25ROC

加納虹輝3-5パベル・スホフ

第7試合 日本34-29ROC

宇山賢6-4ニキータ・グラズコワ

第8試合 日本37-33ROC

山田優3-4パベル・スホフ

第9試合 日本45-36ROC

加納虹輝8-3セルゲイ・ビダ

日本対ROC 金メダルを獲得し喜びを爆発させる、左から加納、山田、見延、宇山(撮影・鈴木みどり)
日本対ROC 金メダルを獲得し喜びを爆発させる、左から加納、山田、見延、宇山(撮影・鈴木みどり)

<日本メンバー>

宇山賢(29=三菱電機)

加納虹輝(23=JAL)

山田優(27=自衛隊)

見延和靖(34=ネクサス)

<ROCメンバー>

ニキータ・グラズコワ

パベル・スホフ

セルゲイ・ビダ

セルゲイ・ホドス

■フェンシングのエペ、フルーレ、サーブルの違いとは。

・エペ 足の裏まで含む全身が有効面。攻撃の優先権の規定がないため先に突いた方に点が入る。体のどこに剣先が当たっても有効となるため、高身長で腕のリーチの長い選手が有利。

・フルーレ 胴体が有効面。先に腕を伸ばして相手に向けたり、前に進んだりした選手が攻撃の優先権を得る。相手の剣を払うと優先権を奪い返せる。細かい手先の技術が必要になる。

・サーブル 胴体に頭部と両腕を含めた上半身が有効面。騎兵発祥で、下半身への攻撃は馬を切る不名誉だったため無効。剣先の突きだけでなく剣身の斬りで触れてもポイントになる。フルーレと同様に攻撃の優先権の規定はあるが、有効面が広いため手先の技術よりスピードが重視される。