卓球男子団体の3位決定戦で世界ランキング3位の日本が同4位韓国と対戦し、3-1で勝利し、銅メダルを獲得した。16年リオデジャネイロ五輪に続く2大会連続のメダルとなった。



日本3-1
3-1
0-3
3-0
韓国

卓球男子団体3位決定戦で韓国に勝利し笑顔でガッツポーズする日本の選手たち。左から張本、倉嶋監督、丹羽、水谷(撮影・江口和貴)
卓球男子団体3位決定戦で韓国に勝利し笑顔でガッツポーズする日本の選手たち。左から張本、倉嶋監督、丹羽、水谷(撮影・江口和貴)

第4試合 日本-韓国

<シングルス>


水谷隼14-12
11-9
11-8
張禹珍

日本対韓国 第4試合に臨む水谷(撮影・江口和貴)
日本対韓国 第4試合に臨む水谷(撮影・江口和貴)

第3試合 日本-韓国

<シングルス>


丹羽孝希3-11
8-11
7-11
鄭栄植

日本対韓国 第3試合に臨む丹羽(撮影・江口和貴)
日本対韓国 第3試合に臨む丹羽(撮影・江口和貴)

第2試合 日本-韓国

<シングルス>


張本智和11-7
8-11
12-10
11-7
張禹珍

日本対韓国 第2試合の第1ゲーム、ポイントを奪い雄たけびを上げる張本(撮影・江口和貴)
日本対韓国 第2試合の第1ゲーム、ポイントを奪い雄たけびを上げる張本(撮影・江口和貴)
日本対韓国 第2試合の第1ゲーム、ポイントを奪いガッツポーズを見せる張本(撮影・江口和貴)
日本対韓国 第2試合の第1ゲーム、ポイントを奪いガッツポーズを見せる張本(撮影・江口和貴)
日本対韓国 第2試合に勝利しラケットを放る張本(撮影・江口和貴)
日本対韓国 第2試合に勝利しラケットを放る張本(撮影・江口和貴)
日本対韓国 第2試合に勝利しガッツポーズする張本(撮影・江口和貴)
日本対韓国 第2試合に勝利しガッツポーズする張本(撮影・江口和貴)

第1試合 日本-韓国

<ダブルス>


水谷隼/丹羽孝希11-9
8-11
15-13
11-5
李尚洙/鄭栄植

日本対韓国 入場する張本(右)ら日本代表(撮影・江口和貴)
日本対韓国 入場する張本(右)ら日本代表(撮影・江口和貴)
日本対韓国 第1試合に臨む水谷(右)と丹羽(撮影・江口和貴)
日本対韓国 第1試合に臨む水谷(右)と丹羽(撮影・江口和貴)
日本対韓国 第1試合、ベンチでガッツポーズする張本(手前)(撮影・江口和貴)
日本対韓国 第1試合、ベンチでガッツポーズする張本(手前)(撮影・江口和貴)
日本対韓国 第1試合に勝利しガッツポーズする水谷(右)(撮影・江口和貴)
日本対韓国 第1試合に勝利しガッツポーズする水谷(右)(撮影・江口和貴)

第5試合 日本-韓国

<シングルス>


張本智和



李尚洙

見どころ 張本の完全復調で2大会連続メダル獲得を

準決勝でドイツと死闘を演じ、2勝3敗で惜しくも敗れた日本。銀メダルに輝いた2016年リオ五輪に続く、2大会連続の決勝進出を逃し、「すぐに気持ちを切り替えらない」(丹羽孝希)と肩を落としたが、中1日で3位決定戦に臨む。対戦相手の韓国は、準決勝で中国にストレート負けを喫した。ただ、世界ランク4位で同3位の日本との力の差はほとんどないと言えるだろう。キーマンとなるのは張本智和。ドイツ戦ではエースとして登場し、シングルスで2勝した。しかしながら2戦とも第1ゲームを落とすなど、試合の入り方が悪く、完全復調したとは言い切れない。彼のポイント奪取後の咆哮が終始会場に響く、日本に勢いをもたらす勝利を期待したい。

◆日本メンバー◆

※年齢は7月23日現在
※年齢は7月23日現在

◆韓国メンバー◆

李尚洙、鄭栄植、張禹珍


◆卓球男子団体トーナメント◆

卓球男子団体準々決勝以降トーナメント表
卓球男子団体準々決勝以降トーナメント表

【卓球男子団体 準決勝】日本-ドイツ/スコア詳細

【卓球男子団体 準々決勝】日本-スウェーデン/スコア詳細

【卓球男子団体 1回戦】日本-オーストラリア/スコア詳細

◆アラカルト◆

◆「ABC」「XYZ」方式 五輪団体の選手のオーダーはABCXYZ方式が採用されている。第1試合(ダブルス)ではBC組とYZ組が対戦。AとXがシングルスに2度出場するエース選手で、第2試合(シングルス<1>)でエース同士が必ず対戦する。ABC側かXYZ側になるかは、コイントスで決まる。後者になるとエースの2度目の試合が最後の5試合目となるため、エース登場前に敗戦が決まってしまう可能性がある。よってコイントスではABC側を取りたいという思惑も生じる。コイントスの結果次第ではオーダーの組み替えを検討する可能性もあり、駆け引きに注目するとより楽しめる。

ABC-XYZ方式
ABC-XYZ方式

◆東京五輪の卓球団体 3人でチームを構成し、3勝先取。16チームで争われ、日本は女子が第2シード、男子が第3シード。ともに最大のライバルで第1シードの中国とは決勝まで当たらない。中国は、男子が今大会シングルス優勝の馬竜(世界ランキング3位)、準優勝の樊振東(1位)、許■(2位)の3人。女子は今大会シングルス優勝の陳夢(1位)、準優勝の孫穎莎(3位)、劉詩□(7位)の3人。団体は08年北京大会から男女ダブルスに替わり、五輪競技となった。

※■は日ヘンに斤