女子の車いすテニスで、世界2位の上地結衣(27=三井住友銀行)に、最高の援軍がついた。元英国代表コーチで、過去のパラリンピックで6個のメダルをもたらしたギャラン・リチャーズ氏(55)がコーチに就任したことが25日、分かった。上地本人が明かした。

11年から10年間、指導を受けていた千川理光コーチと20年を最後に発展的解消。もともと知り合いだったリチャーズ氏に「世界の女子をよく分かっている」ということで打診し、「ユイは最も好きな選手の1人」と快諾された。

ただ、今年からスタートするはずが、コロナ禍で直接会えず。オンライン指導でこなしてきたが、6月の全仏でようやく対面。7月のウィンブルドン以降は、日本に滞在し、金メダル奪取のために特訓中だ。

前夜の開会式は、聖火の最終点火者の大役を務めた。5月に依頼を受けたときは「びっくりした」。自分でいいのかとも悩んだが、「本当に光栄だった」と引き受けた。「(最後に)上地を選んで良かったと思ってもらえるように頑張りたい」。16年リオデジャネイロでは旗手で銅。今度は、新たな名伯楽とともに、最終点火者で金に挑む。

○…27日に始まる車いすテニスの本戦組み合わせ抽選が行われ、日本選手団主将で世界1位の国枝慎吾(ユニクロ)は1回戦不戦勝で、2回戦はギリシャとスロバキアの選手の勝者と対戦する。上地は、1回戦で同18位のアルゼンチン選手と対戦。日本選手は、男女シングルスに各4人、同ダブルスに各2組、クァード(四肢まひ)にはシングルス2人、ダブルス1組が出場する。