日本が12年ロンドン大会以来の準決勝進出を決めた。ともに無得点で迎えたPK戦を4ー2で制した。

ともに決め手を欠いて0-0で延長戦でも決着がつかず、PK戦に突入。4強入り、先に勝ち上がった優勝候補のスペインと準決勝で戦う権利をかけた一戦は、激戦となった。

互いに無得点で迎えた後半、日本は同24分にDF中山、FW上田を同時投入。膠着(こうちゃく)状態を打開しようと試みた。同28分にはMF田中がミドルシュートを放つが、大きくバーの上を越えた。同31分にはDF旗手のヘディングシュートが決まらず、同37分の上田のシュートもGKに阻止された。

強固な守備ブロックを形成するニュージーランドに対し、日本は前半から圧倒的に攻めた。前半10分にMF堂安が左足シュートを放つもDFにカットされた。その直後にはFW林の右クロスにMF遠藤が左足で合わせたが、シュートは浮いてしまい先制点にならなかった。一方のニュージーランドは前半35分、右クロスに最前線のFWウッドが右足でシュートを放つもバーの上。少ない好機で反撃を試みた。