24日に開幕する東京オリンピック(五輪)テニス競技で、注目の本戦組み合わせ抽選が22日、会場の有明テニスの森公園で行われる。最新の世界ランキングで、男女シングルスでは、男子の世界1位、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、女子同1位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)の第1シードが確定だ。

女子で同2位の大坂なおみ(23=日清食品)は第2シードなので、両者は決勝でしか対戦しない。男子の第2シードは、同2位のダニル・メドベージェフ(ロシア)だ。

コロナ禍、けが、陽性反応などで欠場者は出たが、男女ともに世界の1、2位がそろい、男子はトップ5から4人、女子は3人が出場で、決して劣るメンバーではない。

初の五輪代表で、地元で悲願の金メダルを狙う大坂にとって、決勝前に、誰と対戦する可能性があるかも重要。順当に行けば、準決勝では第3シードのサバレンカ(ベラルーシ)か第4シードのスビトリナ(ウクライナ)だ。ここは、一発のあるサバレンカより、対戦成績3勝3敗のスビトリナを願いたい。

準々決勝で対戦が予想される第5~8シードは、プリスコバ(チェコ)、シフィオンテク(ポーランド)、ムグルサ(スペイン)、クレイチコバ(チェコ)の順だ。どの選手も十分に手ごわい。

日本男子で上位2人の世界55位の西岡良仁(25=ミキハウス)、同69位の錦織圭(31=日清食品)ともに、シードがつかない可能性は高い。