関東第一(東京B)が初の準決勝進出を果たし、開幕戦でプレーした国立へ戻る。開幕戦勝利チームの4強入りは08年度の鹿島学園(茨城)以来、13大会ぶり2チーム目。08年度の準決勝は国立ではなく埼玉開催で、国立での開幕戦に勝ったチームが再び国立のピッチに立つのは今大会の関東第一が初のケースとなる。

13年前の鹿島学園は国立での開幕戦に勝利して勝ち進んだものの、埼玉開催の準決勝で広島皆実に敗れ、国立での決勝に進むことはできなかった。

また、今大会の関東第一のように決勝進出決定前に1大会で2度も国立で試合をするのは、例外的に準々決勝の1試合が国立で行われた77年度の北陽(大阪)以来、44大会ぶりのレアケース。77年度の北陽は準々決勝で習志野(千葉)を1-0で下し、準決勝で帝京(東京)に0-2で敗れた。

関東第一が準決勝(8日)で大津(熊本)に勝って決勝進出となれば、100回目の選手権で初めて1チームが3度も「聖地」で戦うことになる。【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)