サッカー日本代表は7日(日本時間8日未明)に、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のアウェー中国戦を迎える。6日、アウェー扱いとなる開催地のカタール・ドーハから、DF吉田麻也主将(サンプドリア)がオンラインで取材対応した。
一問一答は以下の通り。
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-チームが苦しいときこそ主将の役割が大きくなる。チームに向けて働きかけることは
吉田 まずは常々言っているが、苦しいときこそ引っ張れる選手になりたい。今まさにそういう時期。試されている。チームとしても踏ん張りどころ。いい方向に導きたいし、もう1度全員が、負ければ大変なことになると理解して試合に挑まないといけない。
(オマーンとの)初戦もそれは頭では理解していたが、足りなかった。チームとしてあってはならないことだし、日本がホームでああいう試合はしてはいけない。そこを律することができなかった自分のミスでもチームのミスでもある。次の試合から、もう1回、気持ちを入れなおす。
-(19年に準優勝した)アジア杯で、決勝前に、準決勝を終えてチームが緩んだと感じつつ締められなかった悔いを話していた。そういう経験も含めてこの試合にむけて
吉田 1戦も落とせない状況。常にチームの雰囲気や表情を見ることを心がけてきた。1試合目に緩みがあったわけではないが、勢いが足りなかった。やるべきことを怠ってはいけなかった。いろんな選手と話しても、切り替えや球際、セカンドボールとか、初歩的なことがうまくいかなかった。もしかしたら2次予選や、国際親善試合のような雰囲気があったのかもしれない。それは絶対にあってはいけないこと。ある意味(敗戦が)1試合目に起きて、まだ取り返せる段階でよかったと前向きにとらえて次に臨まないといけない。かならず巻き返す気持ちでいる。
-オマーン戦は相手2トップが前に残ってセンターバック(CB)と2対2の状況もあった。中国も同じような形をとる可能性があるが、考え方や対策は
吉田 常に数的優位にしないといけないが、3対2にするのか、2対2プラス1人を前に置いておくのかは、ボールの持ち方や展開で変わる。基本はサイドバック(SB)のどっちかが残る。両SBがあがったときはボランチをスクリーニングさせる。その距離感がよくなくて、オマーン戦ではことごとくクリアボールを拾われ、カウンターを食らうシーンが多く、ずるずる下がって守備をしてしまった。
日本のよさは切り替え早く奪い返して次の攻撃にしたり、カウンターをさせないオーガナイズ。そこができなければリズムは作れない。ボランチやSBとも話したが、なによりも最初の切り替えを早くしたい。そこが生命線。そこをやらないことには、カウンター対策も2次攻撃も始まらない。
-国籍取得した選手もいるが、中国の印象は
吉田 5人からうまく使ってくるのではと思っている。どの国もそうだが、1回のカウンターを準備しているチームが多い。90分そこを守る、うまくいかないときも0点でおさえることはマストな仕事だとDFとして思っている。状況が変わって勝ち点3をとらないといけない状況だが、後ろが我慢するのは必ず必要になる。いい守備をしてカウンターの芽をつむことを徹底しないといけない。
-前回も黒星スタート。巻き返せた要因は
吉田 前回負けたときは、よりプレッシャーがあった。それを自分たちの力に変えられた。それ以外にも危ない試合があった。そこで確実に勝ち点を積み上げられたのが大きかった。2試合目からギアをあげて本来の姿を取り戻して勝ち点3をとらなければいけない。負ければ外野が騒がしくなるのは当たり前。僕は十分巻き返せると思うし、かならず巻き返すという思いでいる。
-苦しいときこそ成長できるのでは。今の雰囲気は
吉田 1試合目のあとに、確実に意識がかわった。練習でも感じる。カタールは暑くて練習でも消耗を感じた。それでも積極的にトライしている。本来これがスタンダードにならないといけないが、それが1試合目は足りなかったが、いまは非常によくなっている。
-闘争心、熱を伝える作業は
吉田 初めてのフランスW杯から(日本はW杯に)ずっと出ている。先輩方が必死に戦ってつかんできたもの。流れをこのチームで途切れさせるわけにはいかない。目先のW杯だけじゃなく、サッカーの人気や発展は自分たちの1試合の結果に左右される。それだけ代表戦は重さがある。長く代表にいると、悪く言えばパッションが鎮火することももちろんあると思うが、常に気持ちに大きな火を燃やせるようにしないといけない。必ず巻き返すという気持ちが強い。

