日本サッカー協会(JFA)は3日、24年パリオリンピック(五輪)を目指すU-21日本代表候補の国内合宿(7日~9日)のメンバー24人を発表した。1月のA代表候補合宿に練習生として参加したDFチェイス・アンリ(福島・尚志高)らが選出された。一方で昨季ベストヤングプレーヤー賞のMF荒木遼太郎(鹿島)、東京で開幕スタメンを勝ち取ったMF松木玖生らは選外。大岩剛監督は「Jリーグの期間中。チーム事情などいろんなことを加味した」と選考について語った。

合宿後はメンバーを再編成し、この代表チームでは初の海外遠征となるU-23ドバイカップ(3月23日初戦)に出場する。大岩監督は海外組の招集に「国際Aマッチ期間なので、ぜひそういう機会にしたいと思っている」と積極的な姿勢を示した。各クラブとの調整も必要に応じて行う。

日本協会の反町技術委員長は、海外組について「7、8人は(候補が)いる」とした。スペイン1部レアル・マドリードの下部組織に所属するMF中井卓大やベンフィカGK小久保玲央ブライアンら有望株がそろっており、東京五輪で果たせなかったメダル獲得へ本格始動する。【岡崎悠利】