日本サッカー協会(JFA)は20日、6月に予定しているブラジル戦など4試合に臨む日本代表(FIFAランキング23位)のメンバー28人を発表し、日本代表で不動の1トップだったFW大迫勇也(32=ヴィッセル神戸)は選外となった。

オンライン取材に応じた森保一監督は、コンディションが100%でないことを理由に挙げた。実際、Jリーグでも18日の川崎フロンターレ戦はベンチ外だった。

森保監督は「直詳しい情報は入手していないが、コンディション的には100%ではないということを聞いている。彼はこれまでもおそらく、自分の体調的には痛みを抱えながらチームのために、貢献しようと、かなり無理をして試合に出ている状況かと思います。彼のおとこ気は素晴らしいと思うが、その反面、コンディションが100%になってないのかなと見ております」と話した。

もちろん、日本代表での貢献度は分かっている。

森保監督は「彼が代表でプレーできないことは残念だが、また、大迫抜きで戦った時にチームとしてはいろんな選手にチャンスがある」とチーム力を上げるチャンスととらえ「変わって入る選手には思い切りプレーしてもらい、代表の戦力として成長してもらえれば。我々チーム全体のレベルアップのためにもいい機会」とピンチをチャンスを変える意向を示した。

日本代表は6月2日にキリンチャレンジカップ2022でパラグアイ(札幌ドーム)、6日にブラジル(国立)と対戦。さらにキリンカップ2022で10日にガーナ(ノエスタ)、14日にチリまたはチュニジア(吹田)と対戦し、合計4試合を行う。

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