【ゲンク(ベルギー)11日=岡崎悠利】サッカー日本代表(FIFAランク20位)は今日12日、国際親善試合でトルコ代表(41)と対戦する。

9日のドイツ戦の完勝から中2日とあって、メンバーは大幅変更となる見通し。先発が有力なMF久保建英(22=レアル・ソシエダード)はドイツ戦では短い出場時間ながら衝撃的な2アシストを記録し、相手監督に引導を渡した。三笘薫、鎌田大地、伊東純也らタレントぞろいの攻撃的MFにあって「僕史上、最高のコンディション」という男が止まらない。

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激化する2列目の競争にあっても、チーム最年少の久保は揺るがない。本職の右サイドはドイツ戦で1ゴール1アシストのMF伊東、背番号10のMF堂安とは常にライバル関係。森保監督も「毎回非常に(起用を)悩む」と話す豪華な戦力。その1人である22歳は「競争もあって大変だとは思うけど、実力があると結果で示していければ。このままいけば特に問題はない」と自負をのぞかせた。

ドイツ戦は意地の2アシストだった。「僕史上、最高のコンディション」という好調ぶりで合流も、スタメンは伊東に譲る形に。それでも後半29分から出場すると、鋭い出足と足技を披露し、わずか16分間のプレーで2点を演出してみせた。うち1つは自ら狙える場面だったが、より確実な位置の浅野のゴールをお膳立てしたもの。「(結果は)当たり前だと思っている。『久保が先発で出たらもっと楽な試合をできたんじゃないか』とみんなに思ってもらえたら満足」と、現状に満足していないことを明確にした。

4失点という歴史的な惨敗となったドイツ代表は、翌日にフリック監督を解任した。123年の歴史を持つ伝統国で初となる監督解任は、現地でも衝撃を持って伝えられた。W杯カタール大会のドイツ戦は前半だけで交代と悔しい思いをしたが、「いいイメージに変えたい」と臨んだ一戦でダメ押しの2点をもたらし、引導を渡す結果となった。

現状について「チームで(自分が)1番だとは思っていないけど、今のコンディションは一番だと思う」と語る。2シーズン目を迎えたRソシエダードではエース格に。合流直前のグラナダ戦では自身のプロ初の複数得点となる2ゴールで、開幕から4試合連続で試合のMVPに選出された。だからこそドイツ戦のベンチスタートは「さすがに、正直がっかりした」。それでも「それだけ競争は高いと、すぐにポジティブに捉えられた」。そして出番が訪れると、相手の息の根を止めるという与えられた仕事を完遂してみせた。

ベルギーへの移動をこなしながら中2日で迎えるトルコ戦は、先発入りする可能性が高い。現状の1番手とみられるドイツ戦の先発メンバーに割って入るだけの力はある。「僕はやれることをやるだけ。結果を出して、僕の自信が正しいことを示す」。たぎる思いを表現するべく先発のピッチに向かう。