なでしこフィーバーが、花火業界にも波及した?

 群馬県の物産展「ぐんま産直市」が21日、東京のJR上野駅構内で始まり、同県吉岡町の花火製造会社「やまと花火」が高級線香花火「ひかり撫子(なでしこ)」を販売した。世界一に輝いたサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の注目度を象徴するかのように、この日だけで60人以上が購入。2本で300円と高額だが、日本で2人しかいないという線香花火師が作った貴重品だけに、5本以上の箱売りで買う客も多かった。

 この花火を買った都内在住の女性会社員(30)は「W杯優勝で日本女性のパワーを世界に見せてもらって、うれしかったです」と話した。「ひかり撫子」が出す火花は日本一大きく、直径60センチに達するという。この物産展は23日まで。