柏が30日夜、公式サイトを更新し、コロンビアの山中で28日夜(日本時間29日)発生した飛行機墜落事故で亡くなった、ブラジル1部シャペコエンセのMFで、05年に在籍したクレーベル(35)選手への追悼コメントを掲載した。

 コメントは滝川龍一郎社長の名で発表された。

 「11月28日にコロンビアで事故に遭った航空機に、2005シーズンに柏レイソルに在籍していたクレーベル・サンタナ・ロウレイロ選手(登録名:クレーベル)が搭乗していたという報道を受け、弊クラブのブラジル人スタッフや通訳を通し、またメディア機関にも問い合わせながら、情報確認を続けてまいりましたが、ブラジルの報道機関であるグローボや、所属クラブ「シャペコエンセ」のクラブメディアなどにより、クレーベル選手が逝去されたという知らせを受けることになりました。謹んで哀悼の意を表し、ご遺族の方々には心よりお悔やみを申し上げます」

 その上で、クレーベル選手の足跡を、柏での成績を中心に紹介した。

 「クレーベル選手は、2005年に柏レイソルに加入。リーグ戦29試合8得点、J1・J2入れ替え戦1試合0得点、リーグカップ5試合2得点、天皇杯1試合0得点の成績を残しました。同シーズン終了後にサントスFC(ブラジル)へ移籍し、その後もアトレティコ・マドリード(スペイン)や、サンパウロFC(ブラジル)など、世界的なクラブで活躍を続けていました」

 そして、今回の事故に対し、哀悼の意を表した。

 「2015シーズンからは、シャペコエンセ(ブラジル)に在籍し、今回、南米有数の大会「コパ・スダメリカーナ」の決勝戦に向かう途中での突然の悲報でした。またJリーグに在籍した選手やスタッフ、シャペコエンセのクラブ関係者をはじめとして、多くの貴重な命が失われたことは非常に残念でなりません。亡くなられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げます」(全て原文のまま)