ラスト1プレーで、モンテディオ山形が横浜FCから劇的勝利を挙げ、5位に浮上した。

 両チーム互角の展開で、ドロー決着濃厚な後半ロスタイムに奇跡が生まれる。カウンターから猛攻をかけ、MF瀬川和樹(27)からのパスをMF瀬沼優司(26)が、落ち着いて右足で決めた。殊勲のMF瀬沼は「(瀬川からの)ボールが良かったから当てただけです。DF陣がタフに守ってきたからこそ勝てた。全員でつかんだ勝利です」と興奮しながら振り返った。木山隆之監督(45)は「最後に押し込めたのはファンの方の思いもあったのかもしれない」と、アウェーにもかかわらず大勢つめかけたサポーターにも感謝した。