J1鹿島アントラーズが21日、茨城・鹿嶋市内で「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017」セビリア戦(22日、カシマ)に向けた前日練習を行い、DF植田直通(22)の先発復帰が濃厚となった。

 セットプレーの連係確認で主力組のセンターバックとしてプレー。ミニゲームでは左クロスをダイビングヘッドで決めるなど、完全復調をアピールした。

 5月12日の練習中に右太ももを痛めて離脱し、6月17日の札幌戦で復帰したが、同25日の新潟戦で再び負傷。「ケガで結構休んでいたので、久々の試合。セビリアは全員が、うまい印象。油断していたらやられる。少しの気の緩みも許されない試合になりそう。怖じ気づくのではなく、やってやろうという気持ちでないと、のまれてしまうと思う。相手に負けることは許されないので、勝負には勝ちたい」と闘志を前面に出した。

 離脱中はMF三竿健斗(21)が本職のボランチとは違うセンターバックでプレーして、穴を埋めた。チームは大岩剛監督(45)就任後、公式戦8戦負けなしと好調。「良い流れは続いているので、自分が出る責任もある。健斗に負けないプレーをしないといけない。(活躍は)チームとしてはプラスなこと。負けるつもりはないし、良いライバルができたという感じ」。定位置争いにも負けるつもりはない。