昨季J王者の鹿島が2-0でスペイン1部4位のセビリアに勝利した。

 最初に主導権を握ったのは鹿島だった。前半8分、FW金崎のパスをトラップしたFWペドロ・ジュニオールが右足でボレーシュート。同11分にはDF昌子が左足でミドルシュートを放った。

 セビリアも同23分に右サイドを駆け上がったDFコルシアが右足でシュート。GK曽ケ端がセーブしたこぼれ球を、FWムリエルが右足でシュートも再び曽ケ端が防いだ。同45分にもムリエルのシュートを曽ケ端が好セーブを見せた。

 後半27分、鹿島が均衡を破った。MF安部が個人技で相手DF2人を抜き去ると、FW鈴木にラストパス。落ち着いて鈴木が左足で流し込んだ。ゴール後には昨年12月のクラブW杯でも披露したRマドリード(スペイン)FWロナルドをまねたパフォーマンス。2万8308人の観衆を沸かせた。試合終了間際にも、MF遠藤が蹴った左CKを鈴木が頭で合わせて勝利に貢献した。

 試合直前には約5分間にわたってスタジアムの火災報知機が誤作動して観客の避難を誘導。試合開始が遅れるハプニングもあった。