横浜FCのFWカズ(三浦知良、50)が3日、横浜市内で行われた東京農大との練習試合に先発出場した。

 4-3-3の布陣で、中盤の攻撃的な位置を任され、後半13分まで58分間プレー。「シャドーのような感じだったね。良く動けました。気持ち良くやれました」。前半27分にはFWジョン・チュングン(22)に決定的なラストパスを通し、同44分にはスライディングタックルを試みるなど、攻守に奮闘した。後半12分はゴール前でのこぼれ球に反応。左足でミドルシュートを放ったが枠を大きく外し、得点することはできなかった。

 8月2日の練習中に左太もも裏を痛め、離脱。同27日の練習試合サンフレッチェ広島戦で後半途中出場し、実戦に復帰した。前日2日の湘南ベルマーレ戦では6試合ぶりにベンチ入りも、出番はなかったが、次節9日のツエーゲン金沢戦(ニッパツ)に向け「頭から行けと言われればいけるし、そのつもりでいる。途中から行けと言われても、良い準備をしたいと思います。今日も60分くらい出来たので良かった」。4月15日の町田ゼルビア戦以来の先発出場にも意欲を示すほど、状態は上がってきた。