FC岐阜が、後半の2発で水戸ホーリーホックに逆転勝ちし、今季2度目の3連勝を決めた。

 水戸が開始早々、先制した。FW前田大然(19)が前半1分過ぎに、FW林陵平(31)が頭で落としたボールに反応すると、岐阜の選手3人の間に割って入り、右足を振り抜いてゴールに決めた。50メートル5秒8の快速を飛ばし、今季11点目となる先制ゴールを決めた。前田は前線でDFの背後を狙い続けつつ、よく走り、守備でも貢献。前半は前田を中心に、縦に速い攻めで水戸が主導権を握った。

 後半、岐阜が反撃に出た。持ち前のパス回しで主導権を握ると14、15分と決定的なシュートを放つも、水戸GK笠原昴史の堅守に阻まれた。その中、同25分、FW古橋亨梧(22)が、MFシシーニョとのワンツーから上げた右クロスがDFをかすめ、そのまま入り、同点。

 さらに同45分、FW風間宏矢の左クロスを、DF青木翼(23)が頭で合わせると、ボールはポストに当たり、そのままゴール。岐阜が劇的な勝利を挙げた。