柏レイソルはFW伊東純也(25)のゴールで先制しながらもリードを守りきれず、後半ロスタイムに逆転弾を許して川崎に敗れた。

 前節のジュビロ磐田戦でも後半39分に逆転ゴールを許すなど、試合終了間際の失点が目立つ状況について、柏の下平隆宏監督(46)は「最後に失点してしまったが、そこまで選手は頑張ってくれた。終了間際の失点が多いことを意識していても失点してしまうのは、監督の自分に責任があると思います」と話した。

 この日は通常の4-4-2の布陣から、より守備に意識を向けた4-5-1の布陣で臨んだ。指揮官は「前半は狙い通りの展開だった。後半は疲労もあってか足が止まってしまい、ミスから失点してしまったのは残念だった」と話した。後半40分まで交代枠を使わなかったことについては「あの形(布陣)を崩したくなかったのもあった。足がけいれんした選手もいたし、強度の落ちてきた選手から交代していった」と説明した。

 DF鎌田次郎(32)は「また同じようなやられ方で負けてしまった。トレーニングで直すべきことはあると思うし、個人個人が危機感を持って意識して取り組んでいかないといけないと思う」と話した。

 2失点を喫するも、随所で好セーブもみせたGK中村航輔(23)は「結果が出ていないので、自分にも責任がある。前を向いていくしかないかなと思います」と振り返った。