北海道コンサドーレ札幌FW都倉賢(32)が周囲の心配を吹き飛ばした。逆転勝利したホーム・FC東京戦から一夜明けた20日、札幌・宮の沢でリカバリー練習を行った。同戦終盤に右足を痛め、試合後には検査を受けていたが、結果は異常なし。この日はクラブハウス内でケアを行い「大丈夫でした。大げさでしたね。ちょっと腫れてるけど、恥ずかしながら何もなかった」と、胸をなで下ろした。

 チーム最多9得点の点取り屋がヒヤリとさせた。後半43分に相手DFと接触し、右足のすね付近を痛めた。「試合中は強く打撲してしびれていた。腓骨(ひこつ)が折れていたら今シーズン絶望だと思った」。足を引きずりながら最後までピッチには立ったが、走ることもできず、心配されていた。

 次節25日のアウェー清水戦へも、GOサインが出そうだ。「今日は普通に歩けるし、オフ明け(明日22日)からみんなと練習できる。しっかり清水戦へ準備したい」と気合十分。J1で自身初の2ケタ得点と、札幌在籍選手の最多70得点まで、あと1点。3戦連発で2連勝に導く。【保坂果那】