鹿島アントラーズFW金森健志(24)が、24日の練習試合で2得点してアピールした。

敗れた大分トリニータとのリーグ開幕戦から一夜明けた24日、茨城・鹿嶋市内でソニー仙台と45分×2本の練習試合を行い、金森の2発とFW山口一真(23)の強烈ミドルで3-1と勝利した。

前日の大分戦でベンチ入りできなかった金森が結果を残した。前半終了間際にMF名古新太郎(22)の縦パスを起点に先制点を奪うと、後半にも右サイドの角度のないところから2点目を決めた。

2発と結果を残したが、口から飛び出したのは反省の弁。1-1で迎えた後半、PKのチャンスでポストに当てて失敗してしまっていた。「もっと決められるチャンスがあったので、そこは反省点。1-1に追い付かれてチームが苦しいときにPKを外したので責任を感じていたし、そういうところでチームを助けられる得点を決められたらよかった」と苦笑いした。

それでも、前日の大分戦を落として黒星発進となったチームの流れを変える勝利を演出した。「練習試合だけど勝てたことは良かった」とし「もっともっとプレーの質を上げていかなきゃいけないし、まだまだ物足りないと自分でも感じている。トップの試合で出たときに点を決められるように準備していきたいです」と話した。【杉山理紗】